ストローマンの歴史

Relentlessly moving

forward



ストローマンは、創業以来、世界の歯科医療の基準となるイノベーションと実績を打ち出してきました。家族経営の研究所から始まり、株式公開を経て、現在はStraumann Groupとして国際的に企業展開すると共に、幅広いブランドのポートフォリオを擁しています。ストローマンは、これからも進化と拡大を続けていきます。

A history of restless innovation: the milestones

1954 – 1974 | research and science

Laying the foundations


1986

Straumann® Tissue Level Implant を発表

1954年、Reinhard Straumann(ラインハルト・ストローマン)がウォルデンブルクでthe Dr. Ing. R. Straumann Research Institute AG(ストローマン研究所)を設立しました。この時代(1954年~1974年)に骨接合用マテリアルとしての合金の研究分野に大きく貢献しました。
その後、主要な業界とのパートナーシップが築かれ、新興分野であった歯科インプラント分野への参入の足掛かりとなりました。
1960年にはスイスの"the Swiss Association for the Study of Internal Fixaition"は、技術的な課題を解決するためストローマン研究所に専門知識の支援を依頼しました。
こうした状況下、ラインハルト・ストローマンは1967年に亡くなり、ストローマン研究所の経営は息子であるFritz Straumann(フリッツ・ストローマン)に引き継がれることになります。
  • 1954

    Reinhard Straumann(ラインハルト・ストローマン)が、ドイツの ヴァルデンブルク にストローマン研究所を設立

  • 1960

    スイスのArbeitsgemeinschaft für Osteosynthesefragen - AO*が、技術的な問題を解決するためにトローマン研究所に協力を要請

  • 1967

    創業者の死後、息子であるFritz Straumann(フリッツ・ストローマン)が、マネージメントを引き継ぎます


1974 – 1990 | implantology & ITI

The company makes its mark


1974年、歯科インプラント分野に進出し、初の歯科インプラント(チタン製中空シリンダーインプラント※)を発表しました。これをきっかけに1980年にITIが設立され、現在では世界有数の歯科インプラントの学術組織となりました。1986年には現在も使用されているTissue Level インプラントが登場しました。

※チタン製中空シリンダーインプラントは、現在、製造販売は行っておりません。

  • 1974

    初のチタン製中空シリンダーインプラントを発表
    Straumann® Dental Implant System のサクセスストーリーの幕開けの年となりました

  • 1980

    ITI (International Team for Implantology) を設立

  • 1986

    Straumann® Tissue Level Implant を発表


1990 – 2014 | Entrepreneurial rise

Establishment as first choice in implantology


1990年、創業者の孫にあたるThomas Straumann(トーマス・ストローマン)がストローマン研究所の経営を引き継ぎます。
1998年の新規株式公開(IPO)は事業のさらなる拡大を推進します。
創業から60年が経った2014年には、その科学的研究、ネットワークと教育活動、スイスの精密技術、エビデンスとして蓄えた高いインプラント生存率の実績、そしてその起業家精神により、高い評価を獲得していました。
ここから歯科インプラント用の新しいマテリアル・表面性状の開発、CAD/CAMを含むデジタルテクノロジー、再生医療製品を中心に国際的に大きく事業を展開していく時代に突入します。
  • 1990

    創業者の孫にあたるThomas Straumann(トーマス・ストローマン)がストローマン研究所の経営を引き継ぎます

  • 1999

    synOcta®コネクション:
    8°モーステーパーコネクションはインプラント体と補綴の高い安定性、封鎖性をめざしてデザインされました

  • 2002

    革新的な再生ソリューション Emdogain®の発売により、Straumann®は口腔組織再生の分野に参入

  • 2005

    超親水性を有するStraumann® SLActive® 

  • 2007

    CAD/CAM分野への参入

  • 2009

    チタンに15 %ジルコニウムを配合することで、従来のグレード4チタンと比べて高い機械的強度をもつ新たなマテリアルRoxolid®を発売

  • 1990 – 2014

    70カ国以上に関連会社、販売業者を展開


2014 – 2024 | Transformation

Setting the course for a digital future


2014年から2024年にかけては、社会的、技術的、政治的にも大きな転換期を迎えました。
特にインプラント治療の分野において、ストローマンの品質を体現する新製品の開発に見られるように、複数の治療分野で著しい進歩を遂げ、新たな治療プロトコールへの対応や長期予後における新たなスタンダードを確立しました。
  • 2015

    Straumann® BLT(ボーンレベルテーパード)インプラントの発売。

  • 2019/20

    Straumann® BLX及びTLXインプラントシステムの発売。Immediacyを提供する新たなインプラント

  • 2021

    各地の生産能力は3倍に増強

    Villeret
    (ウィラレ:スイス)
    Curitiba(クリチバ:ブラジル)
    Mansfield(マンスフィールド:イングランド)
    Andover(アンドーヴァー:アメリカ)
    Shanhai(上海:中国)

    Straumann Groupの製品に対する需要への対応

  • 2023

    イノベーションに取り組む新興の口腔内スキャナーメーカー、AlliedStarの買収。

これらの活動はストローマンが歯科医療の革新をリードし、歯科医療従事者と患者双方のニーズに対応し、ヘルスケア分野における技術的、社会的、政治的状況の変化に適応すべく努力を継続してきたことの証です。


2024 and beyond | Driven to excel and to innovate

Actively addressing the megatrends of our time


歯科におけるデジタル化の波はかつてない早さで進み、デジタルへの対応が治療における重要な側面となっています。
次の10 年には、シームレスに統合されたオープンシステム、サービス、ソリューションを中心とした画期的なイノベーションが起こることが予想されます。
これらの開発は、科学的、臨床的品質において最高水準を維持しながら、医療従事者と患者双方の体験を向上させることを目的として、実現可能なテクノロジーによって利便性を向上させていくことでしょう。
 
今後の注目プロジェクト
  • デザイン、プランニング、患者様の治療向上のため、AIを搭載したソフトウェアとソリューションの提供
  • デジタルデバイスの継続的な革新による、さらなるオーラルケアの強化